重要文化財
三宝院殿堂
葵の間
桃山 慶長3 1598
葵の間二十畳
一重
両下造
両端秋草の間及び繋の間に接続
桟瓦葺
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京ゆく 葵の列なり 今ここに
葵の間は、三宝院の入口近くにある3つの応接間のうち最初に位置し、最も広い部屋です。
入口に最も近いため格式は最も低く、下段の間と呼ばれ、床は他の部屋より一段低く設けられています。



部屋の名前は、襖に描かれた「葵祭」に由来します。
これらの絵は、江戸時代の画家・石田幽汀によるもので、下鴨神社から上賀茂神社へ向かう皇室の使節や護衛の行列が、格調高く描かれています。
時を経て、彩りはやわらぎを帯びていますが、その格調と優美さは今もなお来訪者を魅了しています。




上賀茂神社
京都市北区の神山をご神体とする古社。正式名称は賀茂別雷神社。本殿・権殿は国宝。世界文化遺産にも登録されている。
下鴨神社
京都市左京区の糺の森に鎮座する古社。正式名称は賀茂御祖神社。社殿は国宝や重文に指定。世界文化遺産にも登録されている。
江戸時代
徳川家康が慶長5年(1600)関ヶ原の戦で勝利を占め、1603年幕府を江戸に開いた頃から、慶応3年(1867)徳川慶喜の大政奉還に至るまで約260年間の称。徳川時代。
葵祭
京都の上賀茂・下鴨両神社の例祭。毎年5月15日に行われる。平安装束の行列「路頭の儀」が御所から両社へ巡行し、双葉葵の葉で飾られる。祇園祭・時代祭と並ぶ京都三大祭の一つ。正式名称は賀茂祭。

下段の間

葵
家紋や祭礼に用いられる植物で、特にフタバアオイが有名。
石田幽汀
江戸中期の京都の絵師。円山応挙の師。狩野派を学び、南蘋派や大和絵の要素を取り入れ、華麗で写実性のある花鳥画や人物画を描いた。1721-1786。
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